盲腸

ストレスが盲腸を引き起こすこともあります

「盲腸」とは人の大腸の入り口付近にある10センチ足らずの突起のことです。

この部分に炎症が起こることで引き起こされる病気なので病名としても「盲腸」は使われていますが、正確には「虫垂炎」といいます。

虫垂炎が起こるしくみについてはさまざまな学説があり完全に解明されているわけではないのですが、一般的には便や食べたものなどの異物が詰まってしまったり、腫瘍や細菌の繁殖による感染症によって盲腸部分が腫れたりすることで起こります。

そのため一般的には虫垂炎を起こりにくくするためには普段から便秘対策をして便通をよくすることが推奨されているのですが、便秘気味ではない人がかかる虫垂炎の例もあり絶対にそれをすれば予防できるという方法はありません。

ただ治療法についてはかなり技術が進んでいるので、以前までのように必ず外科手術によって切り取らないといけないということはなく、腹部に小さな穴をあけてそこから切除をするという方法や、薬によって炎症を抑えて治療するといったこともできます。

虫垂炎になる原因は不明であるとはいえ、どういったタイミングで起こりやすくなるかということはある程度判明しています。

例えば全身に強いストレスを感じて全身の免疫力が弱くなっているときなどは、細菌や炎症に対して弱くなってしまうのでそこから大きな虫垂炎症状が引き起こされてしまいます。

ストレスにより体質が弱くなったときに虫垂炎の原因になるようなことが起きてしまった場合には重症化しやすくなるので、その点十分に注意して健康管理をしていきたいところです。

虫垂炎の初期症状と対処方法

虫垂炎(盲腸炎)の症状はよく知られているように、最初に下腹部に強い痛みを覚えます。

盲腸は正常な人の体内では右下部分にありますので、この部分に痛みが集中します。

このときの痛みは尋常なものではなく、屈強な大人であってものたうち回るほどひどいものです。

発症の具合によっては激しい痛みの前に嘔吐や下痢、発熱を伴うこともありますが、実際の盲腸炎の症状はほとんどが急性なので突然に強い痛みが出るというケースの方が圧倒的に多くなります。

痛みを無理やり我慢し続けてしまうと腹膜炎へと進展してしまい、虫垂が破裂して生死にかかわる症状にもなるのでできるだけ早くに病院を受診するようにしましょう。

ごくまれに放置しておいても治る例もありますがそうしたことは非常にレアなケースなので必ず病院で専門の治療を受けてください。