関節痛

精神的ストレスによって関節にダメージ

年齢が高くなってくると頻繁に感じるようになってくるのが関節炎です。

高齢世代になってくるとどうしても関節部分の骨や腱が摩耗してきてしまうので痛みやきしみを感じやすくなりますが、高齢とまでは言えない中高年世代にも関節炎は増加してきています。

人体にある関節は細かいものも合わせて約360か所あるとされており、それぞれが特定の方向にのみ曲がるようになっています。

私たちが何かしらの動作をするときには必ずそのどれかの関節が動かされることになるわけですが、その中でも極めて大きな負担がかかるのが「膝」「肘」「股関節」の三つです。

中でも膝関節は歩行をするたびに体重がそのまま負担としてかかってきますので、肥満気味の人や足の筋肉が弱い人にとってはかなり深刻です。

また軽作業を日常的に行っている人の場合、一日の大半を座って作業をしていくことにより肘や手首の部分に大きな負担がかかることもよくあります。

40歳以上の女性に特に多いのが手首の部分の腱鞘炎で、軽く痛みを感じるようになったら早めに作業を中断して手首に強い負担がかけ続けられないようにしていきましょう。

また関節そのものにかかる負担はそれほどではなくても、ストレスによって誘発されるものもあるので注意が必要です。

代表的な症状として「顎関節症」という顎の部分の関節に強い痛みを感じるものがあり、特に若い女性の発症例が急増傾向にあります。

顎関節症の原因と対処方法

顎関節症の発症例は若い世代では女性患者が男性患者の約2倍となっており、20~30代の女性にとっては他人事ではありません。

具体的な顎関節症の症状としては、口を開閉するときに強い痛みが走るということがあり、ひどくなると口を開くこともできなくなってきます。

また口を開くときに顎の関節から音が鳴るのもよくある症状です。

この痛みはかなりひどくなることもよくあるので、食事や会話をすることに支障が出るようになってしまいます。

ただ病気そのものはそこから重度の疾病に進展するということはあまりなく、多くは特に専門的な治療を受けなくても自然に治っていきます。

主な原因は姿勢の悪さやかみ合わせの悪さからくるもので、全身の筋肉が弱い人ほどかかりやすいという傾向も見られます。

女性の発症例が多いのもこの筋肉量や骨格そのもの小ささが関係しているのですが、その他にも普段からの生活で前傾姿勢を多くとっていたりすると顎の部分に負担がかかりやすく発症しやすくなります。

普段から精神的ストレスを強く感じている人は無意識に奥歯をかみしめることを癖にしていることもあるので、それがもともとの歯並びの悪さと重なって顎関節への負担増になってしまいます。

顎関節症が疑われる場合には姿勢を正すとともに首の回りのマッサージやストレッチをすることで負担が特定の部分にだけかからないようにしていくことが大切です。

関節リウマチも大半がストレスによる

もう一つストレス性の関節炎としてよくあるのが「関節リウマチ」です。

関節リウマチとは全身の骨や腱など節々が細かく痛むという病気ですが、全患者数のうち約80%が女性とこれまた女性にとっては深刻な病状です。

リウマチと聞くと腰の曲がったおばあちゃんの病気のように思えてしまいますが、実際の発症例は30~60代に集中しており、毎日の生活で「なんとなく体が痛いな」と感じているその症状こそがリウマチであるということも非常によくあります。

関節リウマチの初期症状は「朝起きると手足がこわばっている」「時々手足がチクチク痛む感じがする」といったことで、さらに全身に疲労感があって回復をしなかったり、微熱や不眠といったことが並行して起こります。

関節リウマチが発症しているときには全身の関節に炎症が起こっているのですが、これは体内の免疫バランスが崩れることによる自己免疫機能の暴走によって起こるものと考えられています。

つまり本来体を守るはずの白血球がストレスにより自分の体内の関節部分を外敵と錯覚し、そこを攻撃することにより痛みを生じさせることになるというわけです。

関節リウマチが進行すると関節部分の滑膜が周辺の骨を傷つけていってしまうため、骨全体が弱くなってしまう危険があります。

早めにストレスを除去するとともに、体内のサイクルを正常になるよう習慣から見直していきましょう。