ストレス解消のための手段としてどういった趣味が有効であるかを調べる実験が過去に英国のサセックス大学で行われました。
その結論を簡単に説明すると最も心拍数の低下や筋肉の緊張緩和が見られたのは「読書」であり、これは他の「音楽鑑賞」や「コーヒー」「ゲーム」といったものよりも優れた結果でした。
今や年々縮小傾向にある活字文化ですが実は隠されたストレス解消効果があるようです。
この読書というのは一冊すべて読み終わる必要はなく、わずか数分の読書であっても十分に効果があるということなのでぜひ私たちも普段の生活に取り入れていきたいところです。
ストレス解消のために読書をするなら、読書そのものがストレスにならないようにしていくことが大切です。
まず読書を始めるならいきなり難しい本やベストセラー本から入る必要はなく、自分が好きな分野のものを好きなように読み始めるのがよいでしょう。
好きな映画やアニメの原作本でもよいですし、数分で読み終わる短編ばかりを集めたものというのもおすすめです。
大切なのは読みながら「いやだなあ」「面倒だなあ」といった気持ちにならないようにするということで、もし読み始めて自分に合わないと感じたら無理に読み進めるのではなくそこですっぱり切ってしまうというのもあります。
いきなり自分にあった本や作者を見つけるということは難しいことなので、まずは数ページだけでも試してみて継続して「読む」という習慣をつけていくようにしてください。